本書の読み方

各レシピは次のようなセクションに分かれている.

  • 「難度」は文字通り料理の難度を5段階で評価したものである. 評価は完全に個人的な経験に基づくものなので, 読者すべてに当てはまるとは言えない. 必要な材料の入手難度と, 料理手順の技術的難度について記載している.
  • 「材料」は文字通り必要な材料とその分量である. 「適量」と書かれているのは常識の範囲でわかりそうな場合か, 作者が正確な分量を量ってなかったり覚えてなかったりするもの.
  • 「道具」は特筆すべき調理器具が必要な場合に記載する. フライパンや鍋や包丁などありふれたものは省略するが, 例えば大きいフライパンや鍋が要求されるばあいは記載する.
  • 「作り方」も文字通り使い方で, 基本的には時系列に沿って手順を記載している. 簡単な注意事項なども補足することがある.
  • 「補足」はレシピ全般に関する参考情報や, 他のセクションに書くには長すぎる注意事項などを書いている.
  • 「参考資料」は文字通り

いろいろな国の伝統料理を紹介しているが, これがどの程度「伝統的」あるいは「正統」なものなのかについては, 参考にしている資料以上の信頼性はないことを断っておく.