8.3 ウトペネツ (捷: Utopenci)
ソーセージと野菜を乳酸発酵させたチェコの伝統食品 (図8.1).
難易度 | |
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材料調達 | ★★★☆☆ |
調理 | ★★☆☆☆ |
発酵・熟成食品は衛生環境に注意して作成してください
8.3.1 材料
- ベーコンやソーセージ
- パプリカ
- 玉ねぎ
- 唐辛子
- ニンニク
- オールスパイス
- 胡椒粒
- キャラウェイシード
- 月桂樹の葉
- 砂糖大さじ1
- 酢 500 cc
- 塩 大さじ1
- 水 750 cc
8.3.2 道具
- 密閉できる清潔な瓶
8.3.3 作り方
- 鍋に水, 塩, 砂糖, オールスパイス, 胡椒, 月桂樹の葉を入れ沸騰させる
- ソーセージの皮をむき, 割る. または輪切りにする
- 日本の市販のソーセージは小さいので半分に割るくらいがよいと思われる
- 瓶にスライスしたパプリカと玉ねぎ, そして残りの材料を詰め込む
- の熱湯の粗熱が取れたら瓶に注ぎ, 蓋をする
- 冷暗所で乳酸発酵するまで寝かせる
- 1-2週間程度
8.3.4 補足
utpenci は複数形で, utpenec は単数形. 意味は 「溺死体」
現地では špekáček というソーセージを使用することが多いらしい. 参考動画でも大きめのソーセージを4本に割っている
図8.1 は玉ねぎやパプリカを多く入れているが「溺死体」という名前が示すように, 本来は肉がメインである.
ピックル液の量は材料の比率を維持しつつ瓶のサイズに合わせて調整する.