8.2 ザワークラウト (独: Sauerkraut)
ドイツや東欧で広く食べられる. ボルシチやシチーの材料にもなる. よく「酢漬け」と間違えられがちだが, 酸味は乳酸発酵によるもの. ただし市販品にはビネガーやワインで味付けしたものもある.
難易度 | |
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材料調達 | ★☆☆☆☆ |
調理 | ★★★☆☆ |
発酵・熟成食品は衛生環境に注意して作成してください
8.2.1 材料
- キャベツ 1玉 (1.2-1.5 kg程度)
- 身の詰まった重いものがよい
- 塩 大さじ 2杯
- キャベツ 500 g あたり塩 10g が相場
- (オプション) 人参
- (オプション) ハーブ・スパイス類
- 胡椒, オールスパイス, ローレル, ディルなど
- 白ワイン
8.2.2 道具
- 漬け物容器
- 押し付ける機能のあるものが良い
8.2.3 作り方
- キャベツを半分に割る
- V字の切り込みを入れ, 芯を切り取る
- 太い葉脈も適宜切り取る
- キャベツをさらに半分に割ってから千切りにする
- 塩でもむ
- しんなりしてきたら漬け物容器に入れる
- 最初から漬け物容器内でやってもよい
- 香り付けにハーブ・スパイス類や白ワインを少し混ぜても良い
- 冷蔵庫に保管する
- 冬なら常温放置でも可
- 一晩すると水分が抜けてくる
- キャベツ全体が水に完全に浸かるように上から押す力を調整する
- 2週間-1月程度待つ
- 全体的に白くなり, 発酵臭がしたら食べごろ
- 刺激臭がしたり黒ずんだり, カビが生えたりしたら捨てる
- 常温放置すると表面に酵母が発生することがある
8.2.4 補足
夏場は管理が難しいので秋や冬にやるとよい. ロシアやポーランドでは人参やディルを混ぜることがよくあるらしい. ドイツやチェコではあまり混ぜない.
8.2.5 参考資料
- (katz2012Art?)
- 日本語の解説付きの作成例