6.1 グラーシュ (捷: Guláš)
もとはハンガリー料理のグヤーシュ guyás だが, これが元になったチェコ料理のほうが本家より有名になっている. 現地でも様々な作り方があるため, このレシピが唯一の正統なものではないことに注意する (どのラーメンが正しいか論争するようなもの).
図 6.1: 牛肉のグラーシュ
| 難易度 | |
|---|---|
| 材料調達 | ★★★☆☆ |
| 調理 | ★★★☆☆ |
6.1.1 材料
- 牛肉 200 g
- スネ肉など煮込みに適した部位がよい
- ラードまたはバター
- パプリカパウダー 大さじ2
- 玉ねぎ 大1個
- トマトピューレ
- 塩胡椒 適量
- ニンニク 数欠片
- キャラウェイシード 小さじ1
- マジョラム 1つまみ
- 小麦粉
6.1.2 作り方
- 鍋を熱してラードを溶かす
- 玉ねぎをみじん切りにして焦がさないよう弱火で炒める
- 色がついてきたらパプリカパウダーを入れてよくかき混ぜる
- 肉を入れて炒める
- トマトピューレを入れる
- 水を加える
- 塩胡椒で味付けする
- 小麦粉でとろみをつける
- みじん切りまたはすりおろしたニンニクとキャラウェイシードを入れる
- パセリや薄く輪切りにした玉ねぎを添えても良い
6.1.3 補足
定番の隠し味として, ビールを入れる, あるいは肉をビールにつけて柔らかくするというものがある.
広く普及している料理なので作り方のバリエーションが多い.