3.2 RStudio のビジュアルエディタで R Markdown を書く
あなたがまだ Markdown の書き方に慣れていないか, Markdown コードを書きたくなければ, RStudio ver. 1.4 には実験的ですが Markdown 文書用のビジュアルエディタがあります. これは図3.1で示すように Word のような伝統的な WYSIWYG なエディタと似ていると感じるでしょう. この完全なドキュメントは https://rstudio.github.io/visual-markdown-editing/ で見ることができます.

図 3.1: RStudio のビジュアル Markdown エディタ
ビジュアルエディタによって, ヘッダ, 図, 表, 脚注などといった Pandoc でサポートされているほとんどあらゆる Markdown 要素を視覚的に編集できます. あなたは全ての構文を覚えなくてもよいのです. ある要素の構文を忘れた場合, RStudio ツールバー (図3.1参照) を使うかキーボードショートカットを使って, 要素を追加したり編集したりできます.
既に Markdown に熟練しているなら, ツールバーの一番右端のボタンを右クリックしてソースモードとビジュアルモードを切り替えられるので, 文書をソースモードのままで書くこともできます.