5.4 グラフ・画像のサイズを制御する
R が作成するグラフのサイズはチャンクオプションfig.width
と fig.height
でインチ単位で制御できます. 同様に fig.dim
オプション に長さ2のベクトルで幅と高さを指定できます. 例えば fig.dim = c(8, 6)
は fig.width = 8
と fig.height = 6
を指定したのと同じです. これらのオプションはグラフの物理的なサイズを設定し, さらに out.width
と out.height
を使い出力時に異なるサイズで, 例えば out.width = "50%"
のように表示することが出来ます.
R コードチャンクで生成されないグラフや画像は, 2通りの方法で掲載できます.
Markdown 構文
![キャプション](画像ファイルパス)
を使う. この場合はwidth
,height
属性でサイズを設定できます 例えばこのように.次のパラグラフに画像を掲載する. ![すてきな画像](なんとか.png){width=50%}
コードチャンクで knitr 関数
knitr::include_graphics()
を使う. そのチャンクでout.width
とout.height
というオプションを設定することもできます. 例えばこのように.R function を使って外部画像ファイルを掲載します ```{r, echo=FALSE, out.width="50%", fig.cap="良い画像"} knitr::include_graphics("なんとか.png") ```
上記の例では幅 50%
が使われており, 画像コンテナの半分の幅にすることを意味します (もし画像がページの子要素ではなく, ページに直接含まれていると仮定すると, これはページ幅の半分を意味します). 特定の出力フォーマットに対してのみ画像を生成することが分かっているのなら, 単位を特定することもできます. たとえば出力フォーマットが HTML なら 300px
と書けるでしょう.