4.13 モデルを数式に変換する
Daniel Anderson らによって開発された equatiomatic パッケージ (Anderson, Heiss, and Sumners 2022) (https://github.com/datalorax/equatiomatic) は R で当てはめたモデルに対応する数式を表示するための便利な自動化された手段です. 簡単な例を以下に示します.
\[ \operatorname{mpg} = \alpha + \beta_{1}(\operatorname{cyl}) + \beta_{2}(\operatorname{disp}) + \epsilon \]
\[ \operatorname{\widehat{mpg}} = 34.66 - 1.59(\operatorname{cyl}) - 0.02(\operatorname{disp}) \]
実際の数式を表示するには, チャンクオプション results = "asis"
(オプションの意味は11.11節参照) が必要です. そうしないと, テキスト出力がそのまま表示されてしまいます.
このパッケージについてより詳しく知りたいならば, ドキュメントを読み, Github 上での開発状況を追ってください.
参考文献
Anderson, Daniel, Andrew Heiss, and Jay Sumners. 2022. Equatiomatic: Transform Models into LaTeX Equations. https://CRAN.R-project.org/package=equatiomatic.