11 チャンクオプション
図2.1に描かれているように, knitr パッケージは R Markdown においてきわめて重要な役割を担います. この章と後に続くの3つの章では knitr に関連するレシピをお見せします.
R のチャンクを処理する際には, knitr の挙動を細かく調整するのに 50 を超すチャンクオプション (chunk options) が使えます. 完全なリストは https://yihui.org/knitr/options/ のオンラインドキュメントをご覧ください.37
このあと続く各節では, チャンクオプションを個別のコードチャンクに適用する例のみを示します. ただし, どのチャンクオプションもグローバル設定で文書全体に適用できるので, コードチャンク1つ1つに繰り返しオプションを書かなくても良いということも知っておいてください. グローバルにチャンクオプションを設定するには, いずれかのコードチャンクで knitr::opts_chunk$set()
を呼び出してください. ふつうは文書の最初のチャンクオプションに設定します. 例えばこのように.
```{r, include=FALSE}
knitr::opts_chunk$set(
comment = "#>", echo = FALSE, fig.width = 6
)
```
訳注: 翻訳者による日本語訳はこちら: https://gedevan-aleksizde.github.io/knitr-doc-ja/options.html↩︎