7.1 カスタム CSS を適用する
HTML 文書の外観をカスタマイズしようと思うのなら, CSS と JavaScript を少しでも勉強することを強くお勧めします. blogdown 本 (Xie, Hill, and Thomas 2017) の Appendix B には HTML, CSS, JavaScript の簡単なチュートリアルがあります.
初心者にとっては, CSS のセレクタと優先度のルールを理解することは極めて重要です. さもなければ自分のカスタム CSS が意図したように機能しないことに混乱することになるでしょう (おそらく優先度が十分でないから).
Rmd 文書に1つかそれ以上のカスタムスタイルシートを読み込ませるには, 次の例のような css
オプション を使うことができます.
output:
html_document:
css: "style.css"
複数のスタイルシートを読み込ませるには, このようにブラケットで囲んだリストを使います.
output:
html_document:
css: ["style-1.css", "style-2.css"]
あるいは, css
コードチャンク を使って, Rmd 文書に 直接 CSS のルールを埋め込むこともできます. 例えばこのように.
`css` コードチャンクを埋め込む.
ここに
```{css, echo=FALSE}
p {
font-size: 32px;
}
```
チャンクオプション echo = FALSE
は CSS コードを出力にそのまま表示させないことを意味しますが, CSS コードを含む <style>
タグは HTML 出力ファイルには生成されます.
参考文献
Xie, Yihui, Alison Presmanes Hill, and Amber Thomas. 2017. Blogdown: Creating Websites with R Markdown. Boca Raton, Florida: Chapman; Hall/CRC. https://bookdown.org/yihui/blogdown/.