9.2 HTML ウィジェットを表示する
HTML ウィジェット (https://htmlwidgets.org) はインタラクティブな JavaScript アプリケーションの典型で, HTML 出力でのみ動作します. HTML ウィジェットを含んだ Rmd 文書を, PDF や Word など HTML でないフォーマットへと knit すると, このようなエラーメッセージが返ってくるでしょう.
Error: Functions that produce HTML output found in document
targeting X output. Please change the output type of this
document to HTML. Alternatively, you can allow HTML output in
non-HTML formats by adding this option to the YAML front-matter
of your rmarkdown file:
always_allow_html: yes
Note however that the HTML output will not be visible in non-HTML formats.
上記のエラーメッセージに示された解決法よりも良い方法があるのですが, 追加のパッケージが絡んできます. R に webshot パッケージ(Chang 2019) をインストールし, さらに PhantomJS をインストールしてください.
それから HTML ウィジェットつきの Rmd 文書を非 HTML フォーマットで knit すれば, HTML ウィジェットは静的なスクリーンショットとして表示されます. スクリーンショットは knitr によって自動的に作られます. bookdown 本の Section 2.10 に, スクリーンショットの詳しい操作方法が書かれています.
参考文献
Chang, Winston. 2019. Webshot: Take Screenshots of Web Pages. https://github.com/wch/webshot/.