9.5 生のコードを書く (*)

6.11節で紹介したテクニックは実に広く使えます. いかに複雑な生のコードであっても Markdown 内で「生の」コンテンツとして保護するよう指定できます. 例えば HTML を直接書いたなら, =html 属性を使用することができます.

```{=html}
<p>どんな<strong>生の</strong> HTML コンテンツでもここでは動作します.
例えば, ここにユーチューブのビデオがあります.</p>

<iframe width="100%" height="400"
  src="https://www.youtube.com/embed/s3JldKoA0zw?rel=0"
  frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media"
  allowfullscreen></iframe>
```

属性名は Pandoc 出力の名前です. 出力フォーマット名を知りたいなら, Rmd 内で以下のコードチャンクの出力をみてください.

```{r}
knitr::pandoc_to()
```

生のコンテンツは特定の出力フォーマットでのみ表示されることに注意してください. 例えば生の LaTeX コンテンツは出力フォーマットが HTML の場合は無視されます.