14.3 knit 処理を打ち切る

時には knit 処理を文書の末尾よりも早い時点で終了したいこともあります. 例えば何かを分析する作業をしていて,結果の前半だけを共有したいとか, まだ最後のコードが書ききれていないというときです. このような状況ではコードチャンクで knit_exit() 関数を使ってみましょう. この関数はそのチャンクの直後で knit 処理を終わらせることができます.

以下は単純な例です. ここではとても単純なチャンクと, その後にもっと時間のかかるチャンクを配置しています.

```{r}
1 + 1
knitr::knit_exit()
```

あなたは出力のうち上記のコンテンツだけを見たい.

```{r}
Sys.sleep(100)
```

通常ならば100秒待つところですが, knit_exit() を呼び出しているので文書の残りの部分は無視されます.