14.6 グループ化したチャンクオプションを保存し再利用する (*)
いくつかのチャンクオプションを頻繁に使うのなら, それらを1つのグループとして保存し, 以降はグループ名を書くだけで再利用できるようにするとよいかもしれません. これは knitr::opts_template$set(name = list(options))
で実行できます. それからチャンクオプション opts.label
を用いてこのグループ名を参照できます. 例えばこのように.
```{r, setup, include=FALSE}
knitr::opts_template$set(fullwidth = list(
fig.width = 10, fig.height = 6,
fig.retina = 2, out.width = '100%'
))
```
```{r, opts.label='fullwidth'}
plot(cars)
```
opts.label = 'fullwidth'
とすると, knitr は knitr::opts_template
から一連のチャンクオプションを読み込み, 現在のチャンクに適用します. これはタイピングの労力を削減できます. チャンクオプションを文書全体で使用しなければならないならば, グローバルに設定すべきでしょう (11章参照).
opts.label
から読み込んだオプションを上書きすることもできます. 例えば以下のチャンクで fig.height = 7
を設定したなら, 実際の値は 6
でなく 7
になります.
```{r, opts.label='fullwidth', fig.height=7}
plot(cars)
```
オプションのグループは好きな数だけ保存できます. 例えば knitr::opts_template$set(group1 = list(...), group2 = list(...))
のように.