補遺C 参考文献リストの書式にこだわる: jecon.bst
0.4.3 以降の rmdja
は biblatex
がデフォルトであり, でいちおう和文献のリストが最低限のクオリティで表示できるようになっている. しかし自分で言うのもなんだが, だいぶ稚拙な出来栄えである. そこで和文と欧文を使い分けたスタイルファイルとして, jecon.bst
を紹介する. jecon.bst
の公式ではなく, 私がカスタマイズしたバージョンでも良い. こちらは本来よりも電子媒体としての利用を重視して,
- 参照URLを表示せず, ハイパーリンクのみにする
- ArXiv ID の表示とハイパーリンク追加
といった変更をしている. 後者は, BibTeX エントリに以下のように archivePrefix
に arxiv
と言う値が入っていると, eprint
の値が ArXiv ID として表示される. これは ArXiv から直接 .bib
ファイルを取得したり, Zotero などでインポートすれば必ず入力される項目である.
archivePrefix = {arXiv},
eprint = {XXXX.YYYYY},
...
このスタイルの使用には upBibTeX が必要である. 詳細は 10 章を参照されたい.
TODO: 現在 jecon.bst の表示も少しおかしいので確認中.