このパートの概要
ここではまず, R Markdown の基本的な機能を紹介する. つまり bookdown
特有のものではなく, R Markdown 全般で使用できる機能も含めて紹介する. これ以降は自己言及的な説明が多いため, この文書を生成しているソースコードと比較しながら確認することをおすすめする. ここで紹介する機能は BKD, RDG, RCB での記述に基づく.
これら3つのドキュメントを読めば, ほとんどのことは可能になる — rmdja
を作る理由になった LaTeX テンプレートの修正以外は — のだが, 本稿の重要な目的の1つは複数のファイル形式をなるべく簡単に両立することであるので, それができない書き方には触れないし, 技術文書の作成にあまり使わないような機能の動作確認はおこなわず, 技術文書作成で頻繁に使われ, 便利と思える機能のみ紹介する.
どちらにしろそのうちこれらを翻訳してくれる人が現れることだろう…たぶん.